「岐阜開成学院 けやきラボ」とは
わたしはこれまで15年以上、通信制高校などで発達に個性のある生徒や不登校経験者、
あるいはいわゆる非行に走った若者たちと向き合ってきました。
そのなかで痛感したのは
生徒がストレスなくのびのび成長していくことができる学びの場は極端に少ない、ということです。
不登校や発達に個性のある生徒への対応は、ひとりひとりの個性を理解しきめ細かく愛情をもって接することが全てです。
それには一斉集団主義の中から生まれるのではなく、個から全てを発想する場が不可欠です。
そのような場があると彼らのストレスは軽減されます。
不登校のひと、発達に個性のあるひと、病気と向き合うひと、
働きながら学びたいひとなど様々な状況や体調の若者が
穏やかな環境で他者を受容し、自分を受容しながらゆるやかにつながりあう
新しい少人数個別の学びの場を作りたい。
そんな想いで、教員仲間とともに平成28年4月に「岐阜開成学院」を設立しました。
さらに同年10月から従来の高校生のみの対応だけでなく、中学生、あるいは高校卒業を目指さないひとなど
より多くの若者にも出会うためにフリースクール「けやきラボ」を立ち上げました。
”ラボ”と名付けたのは、この場所を
「自分自身を研究する場」
として、安心して試行錯誤しながら成長したり サポートが受けられる居場所にしたい。
というわたしたちの想いからです。
そして教室の窓から見える象徴の木、力強く育つ「けやき(欅)」も名前に取り入れました。
この「けやきラボ」は
若者がのびのび成長しながら将来のための準備ができる場所です。
そのために自由な学びの世界が用意されています。
基礎からの学び直しや高校受験だけでなく、自分の求める学びを とことん追求できます。
それはわたしたち教員が知識を押し付けるのではなく、私たちの手厚いサポートを受けながら
自分の意思で 自分の学びを決めていく本来の学びの姿です。
これからの世の中を生きるチカラを楽しみながら身につけてほしいと思っています。
岐阜開成学院けやきラボ
代表 山本卓司