あらたな

2018年12月13日

「学びたい気持ちはあるのに、システムや環境など様々な要因で学びたい場所がない、そんな子どもたちのために働きたいんですよね」

今日ふらっと立ち寄った卒業生が言った。
フランチャイズの塾で3年働いたけど、
矛盾をいろいろ感じ、本質的な学びが出来る環境を提供したい欲求がどんどん高まっているとのこと。

「それってさ…」
「そう、ココでやってること」

ココを存続させるための新規事業提案でもある、
とのこと。その後、現役生を交えアイデア出し。
おっ!と思う現実的な案がどんどん出る。
ヨソがそうそうマネできないことをしたい、とのこと。

「お金かけずに出来ることは何でも試さなきゃ。
この快適な場所でずっと続けられるようにしようよ。やりたい教育はいろんな形で出来ると思うよ。」
会計や金融の知識も実に豊富。
なんと頼もしいことか。

何より嬉しいのが、彼の動機として、
「学びにおいて置いてきぼりを感じさせたくない」
という優しい視点があること。
そして「自由の中から生まれる主体性で学ぶ場所」が必要だと感じていること。
大人の都合でシステムに子どもを当てはめるのではなく、自由な学びの中に価値を見出す環境の実現。

これらは私が大切にしてきたものそのものだ。
決して理想に溺れず、現場経験あればこその実現可能なアイデアを冷静に淡々と話してくれた。

しかるべきところに相談しながら、
この話、進めようと思う。
卒業生にも心配ばかりかけている私はとても情け無いけど、動かなきゃどうしようもないしね。