変化こそ自由への近道
横尾忠則さんはピカソと出会い画家になりました。
「変わることが人生だ」
自分を決めつけず心を自由に。
誰かの決めつけは気にするな。
岐阜開成学院が大切にしているものに
通ずるものがあります。
もっと自由に、もっと変化を。
呪縛から心を解き放て。
たとえばドローイングが並んでいるのを見ると、
それぞれに日付が入っていて、
よく見ると並んでいる作品の日にちが
1日違いだったりするんですよね。それで驚いたのは、
昨日描いた絵と今日描いた絵の様式が
全然違うんですよ。それを見ていて
「絵ってこれでいいんだ」と思いました。もともと僕も10代のころは画家を志望していたんですが、
とにかく
「自分の主題と様式を決めなきゃいけない」
「それが作家にとってのアイデンティティだ」
と言われていました。
でもとんでもない。ピカソは
「そんなアイデンティティなんて関係ない」
とでも言っているかのようでした。
それでだんだん解放されていくのを感じたんです。
日本には「変化するのは悪徳だ」
みたいな習慣がありますよね。でも、ピカソはそうじゃなく
「変わることが人生だ」とでも言うように
どんどんどんどん変わっていくんですね。そのことに圧倒されて、
ある種の啓示を受けたような気がしました。
そのとき僕は45歳だったので、
いまさら転向しても無理だと思ったんですけど、
「いましかない」と思ってね。
「ピカソが僕を変えた」横尾忠則、ピカソを語る。
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