しなやかな折り合い
いま、社会は新しい時代に突入しています。
それは人々が
「社会や人生における答えのない問題を考え続ける」
時代の到来です。
また、違いを認め合う多様性の時代でもあります。
それぞれが個に対する自覚を持って
問題に向き合うことが必要なのです。
表層的な意見は異なっていたとしても、
大本の根っ子には共有できるものが
きっとある。そのような合意のことを
「アコモデーション」と言います。
声の大きな者、強い者、うまく立ち回るものが
「問題解決のための合意」を作るのではなく、
「合意=意見の完全なる一致」という定義を捨て、
それぞれの意見の根本にあるもの、
本質的な考え方などの「共通認識」を
合意の対象として問題に対応するのが
有効なのではないか。
問題は解決ではなく解消を目指すという考え方です。
かたくなな姿勢で他者と対立したり
分断してしまうことが増えれば、
不寛容な世の中がますます
拡大してしまうのではないでしょうか。
「アコモデーション=しなやかな折り合い」
を使って、答えの見えない世の中を
しなやかにしたたかに進んでいく。
そして0か100かで世界を捉えるのではなく、
無断階のグラデーションで世界は出来ている、
そんな考え方なら少し楽になるのではないでしょうか。
もっとわかりやすく、もっとやわらかく。
このことを伝える言葉を探そう。
そして沢山の人に何度も伝えよう。
共感してくれる人を探そう。

ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません