ごへいもち

2018年5月11日

曇り空ですが機嫌よくお過ごしですか。
山本です。

朝の連続テレビ小説「半分、青い。」
岐阜が前半の舞台で、
主人公が私と同い年ということもあり、
録画して見ています。

いろいろ語りたいドラマではありますが、
脚本の北川悦吏子さんの台詞がいいんです。

例えば先週放送分。
自分は何のための時間を過ごしているんだろう
と、悩む大学生・律(佐藤健)に
巨匠少女漫画家・秋風(豊川悦司)が
語りかけるシーン。

「一見、余計なことする時間も、回り道も、
あっていいと思います。
いろんなことがあって、いまに通じている。」

「あなたのように、
感じたり考えたりして生きていくのは、
それは、実りのある時間だと
私なんかは思います。」

いろいろあって
後進を育てはじめた秋風。

「創作という魂の饗宴」
「人間にとって創作とは神の恵みではないか」
と熱っぽく弟子たちに語ります。

主人公・鈴愛(永野芽郁)の
母親(松雪泰子)の愛に溢れた
言葉も胸に響きます。

愛に溢れた大人が若者を見守り、育てる。
そんなドラマに仕上がっています。

やはりそんな大人たちに
感情移入してしまいます。

焦りや背伸びをしたがる若者に、
同じような言葉をかけてきました。

「早く大人になるにはどうしたらいいか」
と聞かれたら、
「ちゃんと子供をやることだよ」
と答えます。

子供をやる。
失敗して学んで、甘えて、愛されて、
叱られて、反発して、考えて、悩んで、
それでも答えが出なくてモヤモヤして…。
タップリ試行錯誤してほしいと思います。

それを気兼ねなくできる場所、
岐阜開成学院が目指すところです。

ドラマは中盤に入ります。
若者たちがどんな成長を見せてくれるのか、
楽しみです。

https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/